外食好きなアラフィフ妻の日常

大好きな夫と美味しい物を食べ歩くアラフィフ妻の日常

9月の読書まとめ

読書メーターから引用。9月の読書まとめです。
4冊も読んでた。最近にしては多い方かな。漫画は省いてます。


9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1172
ナイス数:58


見つけたいのは、光。見つけたいのは、光。感想
待ちに待った飛鳥井さんの新作。仕事をしている中で妊婦や育児中の方が時短や早退遅刻を繰り返しても迷惑だなんて思ったことはないけど、前野さんのような人が職場にいれば私も茗子のように迷惑と思うだろう。妊娠中や育児中の方は大変だと思うので協力できることはしたいし街中で騒いでいても迷惑とは思わないけど、妊婦であること・子供がいることを大義名分にしてふんぞり返っている所謂『妊婦様』『子連れ様』は私も嫌だ。子育てに優しい社会をというなら優しくされて当然ではなく、お互い気遣いの気持ちを忘れないような社会がいいなと思った。
読了日:09月04日 著者:飛鳥井 千砂
幽霊絵師火狂 筆のみが知る幽霊絵師火狂 筆のみが知る感想
ホラー的な話かと思えば、きっちりミステリ仕立てにしてくるあたりさすが近藤史恵。どのお話も印象深いがやはり最初の話が心に残る。幼い頃に味わった恐怖が記憶さえもすり替えてしまう。何があっても我が子を守ろうとした母と叔母の気持ちを思うと胸が痛い。やはり近藤作品は面白いな。定期的に追いかけていきたい作家さんだ。
読了日:09月09日 著者:近藤 史恵
カレーの時間カレーの時間感想
書店で気になって手に取った本。タイトルだけ見るとグルメ小説っぽいのに中身は家族物語という落差がすごい。おじいちゃんと桐矢の話が交互にされていて、正直おじいちゃんの過去話はいまいちだったのでいらない気がしないでもないけど、最後まで読むとあれはあれで必要だったんだなと思う。おばあちゃんもおばあちゃんの元恋人もおじいちゃんも皆皆色々あってすれ違ったんだなと思う。何かが少し違っていれば違う今があっただろうに。「寂しい」という感情は許さないといけない雰囲気に持ち込まれるから罪深いという言葉には心から同意したい。
読了日:09月16日 著者:寺地 はるな
夜に星を放つ夜に星を放つ感想
著者の作品はかなり久しぶりな気がする。今回は短編集。正直なところうーんと思う話が多かったし、直木賞というより芥川賞に近い気がした。個人的には「真珠星スピカ」が好き。最後のお父さんの「母さんのことが大好きです。今も大好きです。あなたがいなくなって本当に寂しい」というセリフはそれだけでなきそうになった。「星の隨に」は子供の気持ちを考えると切なくなる。きっと渚さんには覚悟が足りなかったし、お父さんは愛するものへの思いやりが足りなかったんだろうな。想は思いやりのある子に育ってほしいね。
読了日:09月30日 著者:窪 美澄

読書メーター


お気に入りは月初に読んだ飛鳥井千砂の「見つけたいのは、光。」。
飛鳥井さんの新作はかなり久しぶりだけど、やっぱりこの人の文章はすごく好きだな。
直木賞作品は私的にはいまいちでした。残念。

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